宝塚市では、戦争や核兵器のない平和な世界の実現を願って平成元年に「非核平和都市宣言」を行い、
様々な平和の催しを実施して、戦争の悲惨さ、平和の大切さ、命の尊さを後世に語り継ぎ、
平和な社会の実現を目指してきました。
宝塚市の平和活動を通した一環として、ソリオホールにて戦争を題材にした映画
『かんからさんしん』が特別に上映されます。
<作品紹介>
かんからさんしん(78分)要約筆記付
監督 小林治 原作・脚本 嶋津与志
マサの島にイクサがおしよせてきた。
お父ゥも真吉先生も洋子先生もぜんぶ部隊にとられてしまった。
十三祝いを済ませたばかりのマサは、お父ゥからあずかった家宝のサンシンを背負い、
一家の主となって奮闘する。いよいよ米軍上陸。
激戦が続き、サンゴ礁の海が血で染まっていく。
兵隊も島びとたちも、洞窟壕へおいつめられた。逃げ場はない!
洞窟の中は食べ物も水も底をついてしまった。
砲弾の中を食料あさりに駆け回るマサはいとこのユキを見失ってしまう。
運悪くお母ァが産気づいてしまった。
泣き声をあげたら兵隊に殺されてしまう。
どうする?兵隊たちは米軍の投降勧告に応じない。
捕虜になったらスパイとみなされるからだ。
ついに、「全員玉砕!」の命令がくだる。
手りゅう弾がくばられ、「海ゆかば」が歌われた。
そのときだ。海上の米軍ボートの上からなつかしい島唄がきこえてきた。
ユキが生きていたのだ。ユキはスピーカーで呼びかける。
「みんなが死んでしまったら、誰がこの島唄を歌いついでいきますか。」
人びとの手から手りゅう弾が転げ落ちた。(映画チラシより)
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ご家族や知人お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。